2019.05.26-27 福島106便(福島訪問1-28)報告

2019年度の活動調整および維持管理として、2019年5月26日(日)~27日(月)で現地訪問1(通算28回)を実施した。

 

■訪問先・訪問目的

(1)ビーチクリーン活動の調整

(2)2019年度視察研修の前振り

(3)維持管理

(4)視察研修のお礼と冊子のお届け

 

■ 実施結果

 

(1)ビーチクリーン活動の調整

 

●新地町役場

新地町の釣師浜海水浴場は7/20(土)から8/18(月)まで開設される。震災後初めて海開きする準備を企画振興課で進めており、当初は海岸清掃を考えていなかったが、これから調整して結果をご連絡いただくこととなった。

使用する資材、集めたゴミの処分などについて確認した。

 

●相馬市観光協会

基本的に、申し出のあった団体の要望に応じて観光協会が日時や作業範囲を調整する。午後からでも作業可能。海岸が広いので、同じ日に複数の団体が入っても問題ない。ただし海水浴場は7/1から観光協会が福島県から海岸の使用許可を受けて運営する形なので、6月中の活動だと担当が相馬港湾建設事務所になるとのこと。

昨年は震災後初めての海開きだったため多くの団体が来たが、今年は減っているため、来てもらえると大変ありがたいとのお話だった。

使用資材とゴミの処分については未定事項があり、日程を確定してから改めて調整する。

 

●福島県 相馬港湾建設事務所

観光協会からの紹介であることを伝え、海岸清掃について事前相談をさせていただいた。

 

(2)2019年度視察研修の前振り

 

●特定非営利活動法人 大熊町ふるさと応援隊

大熊町役場の新庁舎で待ち合わせ、町内(解除された大川原地区)をご案内いただいた。役場の周囲には自宅リフォームして帰還された方が何軒かあり、実際に畑仕事などされている方もいた。

今年度の視察研修先の候補として計画していることもお伝えした。

 

(3)維持管理

 

●いわき・まごころ双葉会

いわき市四倉で待ち合わせ、近況を伺った。

お住まいだった行政区の神社再建や行政区の集まり、川俣町へのヒガンバナの移植の話などを聞かせていただいた。また、今後の団体運営の維持についてもお悩みがあるとのことだった。

 

●大熊町 復興事業課

大熊町の現状について資料を頂戴し、ご説明いただいた。

大川原地区と中屋敷地区の避難指示が解除された大熊町では町内に新設された新庁舎での業務が始まったばかりで、現在100名程度の職員が町内に勤務している。2020年に再開予定のJR常磐線の大野駅周辺はまだ帰還困難区域だが、特定復興拠点として除染が可能になり、希望する家屋は解体が始まっている。

新しい復興住宅(第一期)はすべて埋まっており、鍵の引き渡しが済んで6月1日から入居開始。第二期はこれから工事。被災者以外も入居できる賃貸住宅も整備する。

町民の心の復興はまだまだで、世間から忘れられることを恐れている。

 

(4)視察研修のお礼と冊子のお届け

 

●相馬市役所

視察研修の際にお世話になったので立ち寄ってご挨拶し、報告書をお渡しした。また海岸清掃について検討していることも伝えた。

 

●ホテルみなとや

視察研修の際にお世話になったので立ち寄ってご挨拶し、報告書をお渡しした。

 

(5)その他

 

●川内村 ベーカリーリヴィエール

4月にオープンしたパン屋を訪問して買物した。店長は神奈川にもご縁があった方。

川内村上川内早渡11-33、営業時間10:00-17:00、水曜定休

 

●道の駅ならは

立ち寄り、休憩。1階に売店、フードコート、2階に温泉施設(700円)。

 

■予算(訪問予算と実績)

予算
費目 年度予算 計画 実績
維持管理 180,000 45,000 42,042
合計 180,000 45,000 42,042
支出
費目 年度経費 計画 実績
高速代 48,000 12,000 12,820
ガソリン代 40,000 10,000 9,670
宿泊費 60,000 15,000 14,800
雑費 32,000 8,000 4,752
合計 180,000 45,000 42,042