2016.02.26-27 福島59便(南相馬30号)報告


福島59便(南相馬30号)は、azbilみつばち倶楽部様のご支援(ご寄付)により実施しました


《活動の写真について》

被災された方々の心情に配慮し、参加者による活動中の写真撮影は原則として禁止としています。

ただしホームページでの活動報告に限り、現地の状況を知っていただき、関心を持ち続けていただくことを目的として、ご依頼主のご了解のもとで撮影、掲載させていただいています。


■活動の概要

(01)活動日 :2016年2月27日(土) 
(02)天 気 :晴れ
(03)バススタッフ:長崎

(04)活動スタッフ:戸沢、北田

(05)ビブス準備:長崎
(06)参加者数:14人(女性:6人、男性:8人)

(07)現地往復:小型観光バス、No:207、運転手:橋爪さん、森竹さん

(08)現地移動:レンタカー:2台(イツモレンタカー南相馬原町店、田中さん)

(09)レンタカー運転:大和田、なべ

(10)バス仮眠:もりのゆ湯多利亭(日中仮眠、布団、お風呂付)

(11)活動場所:南相馬市小高区

(12)活動内容:ハウスの解体(2張り)、下草刈り

(13)活動者数:20人程(個人参加者等)

(14)立寄風呂:南相馬ビジネスホテル高見(入浴500円)

(15)立寄箇所:東町エンガワ商店(お菓子予約他)、ひまわりカフェ

(16)特記事項:

①1/9(土)の講演会のお礼挨拶(東、なべ)

②作業後に小高区の方にご自身の仮置場、解体後のご自宅をご案内頂いた(全員)

 

活動の前に

活動に先立ち、原町区萱浜の綿津見神社に建立された慰霊碑(同地区では津波で109世帯中72世帯が家を流され77人が亡くなり・行方不明になった)と、小高区塚原の塚原公会堂の隣に建立された慰霊碑(16人が亡くなられた)に立ち寄り、参加者全員で黙祷させていただきました。

 

活動の状況

 

寒い日でしたが、日差しもあり、作業には良い一日でした。

作業は、ご依頼主様の立会いの下で、当会と一般の方も加わり、進めさせていただきました。

 

作業内容は、

・ハウス解体前の下草刈り

・ハウス二張りの解体

ハウスの解体は2度目です。

 

作業の合間に、ご自宅の航空写真をお見せいただきました。

ご依頼主様は戻られる、とのことです。更地にして新しく家を。

ハウスもご自身で設置されたとの事でした。

 

概ね作業は午前中で目途が見え、午後は綺麗にし、作業を終えました。

昼食時間を利用して

・東町エンガワ商店さん

・ひまわりcafeさんなど

覗かせていただきました。

 

作業を終え、社協ボラセンに戻った後に、小高区の方の所有する農地、今は仮置き場と解体が終わり更地になったご自宅をご案内していただきました。

・広々とした農地は、沢山の残土の山、集積のトラックの出入りがありました。

家屋は解体が終わり整地されていました。家屋番号の表札が立っていました。

元のように住める所になって欲しいと思いました。

住む住まない、住める住めないはそれぞれです。

 

現地を知り、現地の方のお話を聞き、現地の今を知る一つの機会となりました。


■参加者アンケート

()内が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ
a(09)福島でお手伝いしたかった
b(    )街中掃除をしたかった
c(04)日程や工程がよかった
d(   )知人・友人に誘われたから
e(   )その他(話が聞けるから)

 

(2)情報提供
a(09)ちょうどよかった b(  )少なすぎた c(  )多すぎた

(3)活動内容(遠慮なく)
a(08)非常に満足 b(03)満足 c(  )不満 d(  )非常に不満

(4)活動時間について(遠慮なく)
a(08)今回と同じがよい b(  )定時(16時)まで活動 c(  )その他

(5)今後もkfopのボランティアバスに参加しようと思いますか(遠慮なく)。
a(07)参加したい b(  )参加したくない

・継続して支援活動したい。

(6)今回の活動について感想・意見・伝えたいこと(自由に)。

 ・ビニールハウスの解体は初めてでしたが、みんさんと協力して出来て良かったと思いました。解体のための工具がもっと充実していると良いと思いました。

・今回ボラセンでであった人、北九州市から来られた方。いわきから来られた方。

・初めての体験、ビニールハウスの解体、とても勉強になりました。皆様の手際の良さに感動しました。

・早めに作業を終えられて良かった。ご依頼主ともお話しできた。

 

(7)今後の活動に期待すること(自由に)。

・他のボラバスは「高校生が何人か参加している」と言う話しがありましたが、今のkfopの活動は非常に意味がある活動と思いますので、大人の新人が毎回1~二人でも加わってくれれば、若返り、世代交代も僅かではあるが行われていく。大学生や高校生を集め、春休みや夏休みの時期が良い。参加費を寄付する形で支援したいと思う。後世へ繋がる若い人の参加に期待。

⇒押し付けることなく参加頂ける方で進めて行きます。

・これからも長く続けてください。

・現在の活動を維持して頂くことを希望しますが、参加するだけの私にはそう希望するのも心苦しく思います。来年で卒業、そうなれば少しはお手伝いも出来るかと思います。広くkfopの活動を知らせて行ける方法、共に考えて行きたいと思います。

⇒お気持ちありがとうございます。皆さんへの負担の想いは軽減して行きます。

 

(特別)

・小高区の方の畑、仮置場を見させていただき、現地の状況に厳しさを改めて実感いたしました。ご自宅の跡(お一人で片づけられたとのこと)。前に進むためのステップとは言い辛いことと思いました。 

 

⇒感じていただくことが一番大事なことと思います。

 

小高区の方の状況を見せていただけ良かった。

 

(8)今回便の参加者状況
性別 女性:6  男性:8 
年代 20代(0) 30代(0) 40代(0) 50代(6) 60代(1) 70代(1)

職業 会社員(3)・自営(1) ・パート(1)・ 家事(0)・フリー(0)・ その他(2)

経験 初めて(0)2-3回(0) 4-5回(0) 6-9回(0) 10回以上(7)

 

■収支

収入 支出
費目 計画 実績 費目 計画 実績
参加費 230,400 179,200 活動費※1 295,716 278,362
支援金 100,000 100,000 - - -
収入計 330,400 279,200 支出計 295,716 278,362
収支※2 34,684 838

※1:活動費はバス代、高速代、バス運転手の仮眠所代、現地移動用レンタカー代

※2:支援金はazbilみつばち倶楽部様です。ありがとうございます。

 

最後に

 

1.現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

2.活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

 

そして、活動するための資金は力です。私達は何もない小さな会、その中で皆さんの支援、参加により、続けることができています。これからも続けて行きます。

多くのご支援をお待ちしています。⇒ご寄付ご参加・ご支援、感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!お願いします。

関心を持ち続けてください。 

 かながわ「福島応援」プロジェクト(kfop)