2018.03.17-18 福島85便(浪江町02号)広域便 報告


《活動の写真について》

被災された方々の心情に配慮し、参加者による活動中の写真撮影は原則として禁止としています。

ただしホームページでの活動報告に限り、現地の状況を知っていただき、関心を持ち続けていただくことを目的として、ご依頼主のご了解のもとで撮影、掲載させていただいています。


■活動の概要

(01)活動日:2018年3月18日(日)
(02)天気:晴れ
(03)運営スタッフ:渡辺、東
(04)活動スタッフ:渡辺、東
(05)運転:渡辺、小村、池田
(06)ビブス準備:長崎
(07)経路:横浜(3/17 22:40)~首都高速~常磐道~広野IC~富岡町~浪江町
(08)参加者数:7人(男性:5人、女性:2人、初参加:0人)
(09)現地移動手段:レンタカー(1台、ニッポンレンタカー横浜駅西口)
(10)受入先:浪江町社協ボランティアセンター
(11)活動内容:梅林の伐採後の玉切りと集積、民家の敷地内の竹伐採
(12)活動者数:10人(うちkfop 7人)
(13)立寄風呂:ホテルなみえ(入浴200円)
(14)立寄場所:ホテルひさご、大平山慰霊碑、まち・なみ・まるしぇ、請戸港
(15)特記事項:往路で富岡町にある「ふたすけ」(ホテルひさご内)に立ち寄り、浪江町社協VCへの寄贈品を運搬した。

■活動の前に

活動に先立ち、大平山慰霊碑を訪れて黙祷しました。彼岸の入りであったため、慰霊碑そばにある墓地には墓参されている方々がいらっしゃいました。

大平山慰霊碑からは、請戸小学校をはじめ、津波の被害が大きかった地区を臨むことができます。請戸小学校の生徒さんたちは先生の指示で大平山に避難し、被害をまぬがれたとのことです。

 

■活動の状況

 

午前中に担当した案件は、前日の参加者全員で梅林を伐採したところで、その残りの玉切りと集積を行いました。梅林の持ち主は帰還されていますが、高齢のため梅林の維持ができず、近所に迷惑にならないようにと伐採を決断されたとのことです。近くにある梅の木や前日の活動前の写真を拝見すると、白い花を変わらず咲かせていたようです。この日は少人数でしたが、南相馬で活動されていたベテランの方々とご一緒し、広い敷地内に軽トラックを乗り入れて幹や枝を運搬するなど効率的に活動でき、午前中に片付け終えることができました。

 

午後には別のお宅に伺い、家の裏手にある竹を伐採し、枝打ちと玉切りを行いました。それほど成長していない若い竹が多かったため、スムーズに作業できましたが、それでも完了には至りませんでした。こちらのご依頼主は近々、役場の近くに飲食店をオープンされるとのことでした。ランチの時間帯はトンカツ、夜は焼き肉を提供するそうで、機会があれば訪れてみたいと思います。

 

昼食は町役場隣りのまち・なみ・まるしぇに行きました。コンビニが日曜は休みだということを失念しており、また日曜は休みの店が多いため、唯一空いていたお店が混雑していました。ここで、神奈川県に避難されている町民の方とバッタリお会いしたのには驚きました。短い時間でしたが、これから解体されるというご自宅の話など聞かせていただきました。


■アンケート

 今回は経験者7人でした。解散時に受理した回答数は6で、()内の数字が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ 

a(05)福島でお手伝いしたいと思ったから

b(03)日程や工程がよかったから

c(--)知人・友人に誘われたから

d(01)その他

・浪江でボランティアをしたいと思ったから

(2)情報提供 

a(06)ちょうどよかった

b(--)少なすぎた

c(--)多すぎた

(3)活動内容 

a(03)非常に満足

b(03)満足

c(--)不満

d(--)非常に不満

(4)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか。

a(06)参加したい

b(01)参加したくない

(5)計画に示している現地活動等に参加したいと思いますか。

a(05)広域便

b(04)バス便

c(05)視察研修便

d(01)その他

・農作業

(6)今回の活動についてご意見、神奈川に伝えたいこと(自由に)

・今回は処分する土地の梅の木を切る作業だった。福島の複雑な事情が感じられた。

・日曜だからボランティアの数が少なく驚いたが、小高でよく一緒に活動された方々いて心強かった。活動内容はやはり伐採が多いとのこと。3月まで公費での廃棄物処理が延長されたとか。まだまだいくらでも手の必要なところがあるので当然と思った。

・浪江社協ボラセンの状況を知ることができました。これからの浪江町でのボランティアのベースになります。

(7)今後の活動に期待すること(自由に)

 ・福島の方々の事情をよく知る団体が積極的にかかわる(ボランティアする)べきだと思う。

・広域便、すぐに満席になり乗れないと言われ申し訳なく思います。コアメンバーで埋まってしまい、この先初めての参加枠以外の争奪になりそう。ほかに手段を考えてもよいかと。個人で現地へ行く手段も教えていただけたらと思う。

・朝食の四倉PA、お土産を買えるところが希望です。ドライバーさん、お疲れ様。

・個人ではできない視察研修便をこれからも続けてください。期待しています。

(8)アンケート回答者

性別:女性(01),男性(03),無回答(02)

年代:20代(--),30代(--),40代(01),50代(04),60代(02),70代(--),無回答(02)

職業:会社員(01),自営(01),パート(01),家事(--),無職(--),その他(01),無回答(02)

経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(--),6-9回(--),10回以上(04),無回答(02)

 

■最後に

南相馬市の小高区と同じように、今の時期は、帰還できなかった間に伸び放題になっていた敷地内の樹木や竹の伐採のニーズが多いようです。ボランティアがお手伝いすることで、少しでもご依頼主の気持ちの負担が軽くなればと願います。

 

現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

 

私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!

関心を持ち続けてください。