2023.03.24-26 吾妻山麓醸造所の販売お手伝い@うえの桜まつり

福島市内に初めて設立されたワイナリーである吾妻山麓醸造所が、上野恩賜公園で開催される「うえの桜まつり」関連イベントに出店されました。同社とは、これまでのkfopの活動でご縁があった方々とのつながりでご紹介いただき、直接訪問させていただいたほか、今年の双葉町ダルマ市でお手伝いするなど、少しずつ関係を築いてきました。

 

3月はイベントが重なりご多忙な時期でもあり、このイベントでのワイン販売をkfopでお手伝いいただけないかとのご依頼を受け、有志を募ってご協力させていただきました。

 

初日の午前中は天気も良く桜も綺麗でしたが、午後からはあいにくの雨となりました。

土日は花見客の来場を期待しましたが、残念ながら雨模様となり、売上にもあまりお役に立てず残念でした。

ワイナリーからは御礼の言葉をいただいています。「今回、雨でかつ寒い中、kfopのみなさんにいろいろと助けていただきありがとうございました。こちらの受け入れもなかなかスムーズではなく、大変失礼しました。また機会ありましたら、よろしくお願いします。」

 

■場所:上野恩賜公園 噴水前広場

■協力(イベント)日時

 3/24(金)10:00~19:00 ・・・ 2名(午前は晴れ、午後から雨)

 3/25(土)10:00~19:00 ・・・ 1名(午前は雨、午後から曇り)

 3/26(日)10:00~18:00 ・・・ 4名(終日雨)

 


《吾妻山麓醸造所について》

株式会社 吾妻山麓醸造所は、果樹園が多い地域として知られる福島市の吾妻連峰の近くに2019年8月に設立されたワイナリーです。社長の横山さんは双葉町のご出身であり、震災当時、地元である双葉郡に新しい医療体制を構築するプロジェクトに責任者として携わっておられました。その後、定年退職で仕事を離れましたが、それまで当たり前のように享受してきた豊かな恵みが危機に瀕している様子に心が痛み、少しでも復興につながるお手伝いがしたい、震災で傷ついた故郷ふくしまの復興に携わった方々への感謝をかたちにしたいとの想いが強くなったそうです。以前からワインに興味があり「ワインは人を笑顔にする」と感じていた横山さんは、退職後に県内外のワイナリーに足を運んで栽培や醸造を学び、福島市内に畑を借りてブドウの苗木を植栽するところからワイナリーを立ち上げました。2023年度には、ボランティアの方々と植栽した6,000本の自社ブドウで醸造するふくしま産ワインができる予定です。(双葉町の2022年8月広報誌に掲載された「ふるさと絆通信」より抜粋)。

 

また、栽培醸造責任者である牧野さんは宮城県仙台市のご出身で、カリフォルニアでブドウ栽培とワイン醸造を学んだあと日本に帰国して山梨県のワイン醸造会社に勤務されていましたが、震災で大変な状況にある東北のために自分にできることをしたいとの思いを抱いておられたこともあり、同社に参加されました。

 

このお二人が中心となり、自社栽培だけでなく福島県内での農家との契約栽培や、ワイナリーを核として人が集まる場所づくりといった形での地域振興、「人を笑顔にするワイン」を目指してブドウの栽培とワイン醸造に取り組んでおられます。

 

参考:期待と注目を集める福島市初のワイナリー「吾妻山麓醸造所」ができるまで(福島市観光ノート)