2017.12.08-09 福島80便(南相馬48号)バス便 報告


本活動では、azbil みつばち倶楽部 様、端数倶楽部 様のご支援金を活用させていただきました。


《活動の写真について》

被災された方々の心情に配慮し、参加者による活動中の写真撮影は原則として禁止としています。

ただしホームページでの活動報告に限り、現地の状況を知っていただき、関心を持ち続けていただくことを目的として、ご依頼主のご了解のもとで撮影、掲載させていただいています。


■活動の概要 

(01)活動日:2017年12月9日(土)
(02)天気:晴れ
(03)バススタッフ:渡辺、長崎
(04)活動スタッフ:私市
(05)軽トラ運転:後藤
(06)レンタカー:渡辺、田村
(07)ビブス準備:長崎
(08)参加者数:14人(女性:6人、男性:8人(うち、kfop初参加者2人)
(09)現地往復:小型観光バス、No:207、運転手:橋爪さん
(10)現地移動:レンタカー2台(イツモレンタカー南相馬原町店)
(11)バス仮眠:もりの湯多利亭(日中仮眠、布団、お風呂付)
(12)活動場所:南相馬市小高区
(13)活動内容:民家の庭の草刈り・剪定・集積
(14)機器取扱:刈払機(3台)※資格有、経験者
(15)活動者数:kfopのメンバーのみ14名
(16)立寄風呂:南相馬ビジネスホテル高見
(17)立寄箇所:東町エンガワ商店ほか

 

■活動の前に

活動に先立ち、北萱浜にある稲荷神社の慰霊碑(震災関連でお亡くなりになった方含め53人の方のお名前が刻まれています)と、萱浜にある綿津見神社の慰霊碑(同地区では津波で109世帯中72世帯が流出し、77人が亡くなるか行方不明になっています)、小高区にある塚原公会堂の慰霊碑(塚原地区では16人が亡くなっています)を今回も訪れて黙祷しました。線香に火をつける間、慰霊碑前の除草や清掃をしました。いつも草が深く根を張っている塚原の慰霊碑前は新しく砂が敷き詰められていました。


国道6号線両側のフレコンバッグ仮置き場は以前と同様の状態です。小高区の水田は昨年度までに除染を完了し、現在、客土や灌漑用水路の整備が進行中の水田もあります。昨年の同じ頃は、試験的に水を張った水田に白鳥が飛来してきていましたが、今年はまだでした。

 

福島県産の米は全量全袋検査の結果、放射線非検出ですが、6号線沿線の水田でも、来年は水稲の作付けが再開されることを願います。

 

■活動の状況

 

8時30分、小高区にある南相馬市災害復旧復興ボランティアセンターに到着、9時からスタッフからこの日の3件の案件についての説明とマッチングが行われました。
kfopは小高区飯﨑の住宅の庭地の草刈りをkfop単独で14名で実施することとなり、現地に向け出発しました。この案件は作業量が多く、ボラセンでは9~11日の3日連続で作業する予定とのことでした。9時半に現地到着し、kfop活動スタッフの指示を受けて、敷地左側の母屋と蔵周りに生い茂った竹と庭木の伐採をチェーンソー2台で行い、背が高く伸び繁茂していた草を3台の刈払い機を使用して、作業を開始しました。刈った草や竹は敷地内3か所への運搬、集積しました。気温は低かったのですが晴天に恵まれ、初参加のお2人も他のメンバーとともに汗を流して作業しました。
11時頃、ご依頼主が避難先から立ち会いのために到着され、挨拶のあと、庭の各所ごとに伐採や剪定・集積などについて具体的にご希望がありました。聞けば、母屋などの家屋は解体するとのことで、母家周りの庭木は低く剪定することにしました。
途中、廃棄物処理業者がトラックでトラクタやコンバインを引き取りにきましたが、耕運機は残していました。また、巡回で来た環境省の職員が浄化槽の撤去や農薬などの廃棄処理について依頼主と相談したりしていました。母屋の解体が近く始まるのかと思いました。
昼食をはさみ、午前・午後を通じ、50分作業・10分小休止のリズムで、熱中症に気を配りつつ全員集中して草刈り・集積作業を進めた結果、全体の60%程度が完了しました。敷地の右側と後部に残った草の刈取りは翌日以降の作業に委ね、14時40分に作業終了。ボラセンに引き上げて刈払い機などを洗い、作業結果を報告した後、退去しました。
帰路、エンガワ商店に寄り、そこで小学生の男の子が1人で買い物に来たのを初めて見て感激しました。立ち寄り湯で汗を流し、国道6号線を通行して道路両側の浪江町、双葉町、大熊町、富岡町の帰還困難区域の現状を見つつ帰路につきました。

車中でのふり返り

・作業量は多かったが、きれいにできて良かった。よくやったと思う。
・初めてだったが、作業が楽しかった。少しでもお役に立てれば幸い。
・初めてだったが、メンバーの人に色々教えてもらって楽しかった。また参加したい。
・初めての刈払い機。大変だったが経験者に教えてもらってよかった。もっと習熟したい。
・現場は皆さんの力できれいに草刈りできた。気持ち良い作業結果であった。
・草が少し残ってしまったのが残念であるが、指定範囲はきれいにできてよかった。
・ハードな仕事ではあったがやるべきことはできて、本日の活動には満足している。

■アンケート

今回の80便はkfopのバス初参加者2人を含む14人が参加しました。解散時に受理した回答数は14で、()内の数字が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ 

A(11)福島でお手伝いしたかった

B(--)街中掃除をしたかった

C(03)日程や工程がよかった

D(03)知人・友人に誘われたから

E(01)その他 

・参加費が安かったから

(2)情報提供 

A(10)ちょうどよかった

B(01)少なすぎた

C(--)多すぎた

・集合場所が道路の反対側だったり、行動予定の説明がいまひとつ・・・。

(3)活動内容 

A(02)非常に満足

B(10)満足

C(--)不満

D(--)非常に不満

・蔵の前のコンクリートのたたきをきれいに掃いて帰りたかった。

(4)活動時間について(遠慮なく)

A(12)今回と同じが良い

B(--)定時(16時)まで活動

C(--)その他

(5)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか(遠慮なく)。

A(09)参加したい

B(--)参加したくない

・まだまだ福島の方たちにとって復興は終わっていない。

(6)今回の活動について感想・意見・伝えたいこと(自由に)

被災地と私たちの周りの人たちの温度差を感じました。私自身未だに仮設で暮らしている方々の認識に乏しく、私の見たこと感じたことを周りの人たちに伝えていきたいと思いました。kfopさんの雰囲気がとても良くまた参加させて頂きたいと思いました。ありがとうございました。(女性)。
避難されている方、もう福島に帰らずに永住を決めた方にkfopが現地に手伝いに行っている事が、ご自分達はふるさとを捨ててしまっているのに“本当に申し訳ない、本当にすみません、心苦しいです。“と言われた事がとてもせつなく思い、福島へボランティア行っている事は言わなくてもいいと思った事があった。
・用具の不足があり、マイ鎌、ノコを持参すると更に作業が進んだかなと思いました。作業量は多かったので、完了することが出来ない。3日間の作業量で初めから承知していての作業でしたが、手際も良く、思いの外進めることができて良かったと思います。

ずっと福島に行きたいと思いながらなかなか果たせず、今回参加できて感謝しています。とりわけ今回の参加費8,000円は魅力でした。ボラバス運営は金銭的にも難しいですが、協賛(支援)があることは素晴らしいです。うらやましい限り。
・伐採や剪定がタップリあって忙しかった。やりがいもあり疲れました。
・震災からまもなく7年。必要だと言われれば、続けていってほしい。
依頼主が遠方から立ち合いに来てくれたとは正直うれしい。帰還するか否かはわからないが、今回の前にも一度庭の剪定などが行われていたようで、去り難い思いはあるのだろう。
・仕事の調整がつかないため、約半年ぶりの参加となりましたが、参加できて良かったです。参加当初は「復興」という抽象的かつ漠然とした想いの中でボランティアに取り組んでいましたが、回数を重ねるうちに、依頼されている方のため現地でコーディネートされる社協の方々のために、と自分の身近なこととして受け止めて取り組めました。このような機会を継続的につくっていただいたkfopのスタッフの皆さん、バスを出してくださるシティアクセス㈱様、そしてボランティアバスの活動をサポートして下さる、azbilみつばち倶楽部様、端数倶楽部様、本当にありがとうございました。
・個人的に装備不足だったので次回は持ってきます。
震災から6年目、伐採、福島はまだまだと感じています。避難している人ももどってきた人、それぞれの立場を理解することの難しさを知りました。でも、福島の現実を見て触れることが大切だと思います。それを支えてくださっている、azbil みつばち倶楽部さん、端数倶楽部さんに感謝です。
・一人でも多く来て欲しい。
(7)今後の活動に期待すること(自由に)

温度差を縮めたり、風化させない為にも、この民間レベル、個人レベルの活動で長く続けて頂きたいと思います。活動団体さんの横の繋がりも進めて行っていただきたいと思います。(女性)
・今迄のメンバーさん達とコツコツ続けていく事がすばらしく思う。新メンバーはもちろんだが。
・形や作業の内容は変化して行くにしても、神奈川の私達の応援する思いが届けられるこの活動に参加させて頂けるとうれしいです。(女性)
・ボランティア仲間の息が合ってくるのはどこの団体も同様だと思いますが、今回特に印象深かったのはボラセンでの他の人たちや社協の方たちとの信頼関係です。これも定点活動を継続してこられたからかと。今後も息の長い地域密着の活動が続きますように。
・スタッフのみなさん、ありがとうございます。来年もずっとボランティアを続けます。
・いつもお世話になっています。活動に感謝しています。
・地元社協の考え方が態勢にも大いに関係するが、ボラバスが来年度は2回というのは寂しいい。視察研修便もあるが、一便でも多くボラバスができるとよいと思う。今回のように大勢だから多くの仕事がこなせるということもあると思う。
・個人で行くのがなかなか大変であるため、バスが継続していただけると嬉しいです。
・福島で引き続き活動したいので、今後もよろしくお願いいたします。
・福島に続けて行きたいです。
・バス便を出してほしい。

(8)アンケート回答者

性別:女性(06),男性(06)

年代:20代(--),30代(--),40代(02),50代(04),60代(03),70代(02)

職業:会社員(02),自営(02),パート(02),家事(--),退職後フリー(04),その他(03)

経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(--),6-9回(01),10回以上(09)

 

■最後に

 

今回のボランティアバス福島80便(南相馬48号)は、その数字のとおり、東日本大震災発生後から現在に至るまでのボランティアバス便の催行数を示しています。震災直後は横浜駅や東京の駅にあふれていたボランティアバスも、東日本大震災の記憶の風化もあるのか参加者数が次第に減少して、今も継続しているのはごく少数になりました。その中でkfopがボラバスを継続して催行できたのは、現地の方々のニーズに少しでも応えたいという参加者各位の篤い思いと、それをご支援くださる方々や企業や団体の皆様のご支援のおかげです。

 

福島80便はazbil みつばち倶楽部様、そして富士ゼロックス㈱会社端数倶楽部様のご厚意でご支援をいただきまして実施できました。ここに深く感謝申し上げます。

 

現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

  

そして、活動するための資金は力です。私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!

関心を持ち続けてください。